いまさら聞けないExcelの使い方講座

【Excel】新年度のスケジュール表に一工夫!エクセルで日付欄へ曜日も表示する方法

スケジュール表に曜日入りの日付を表示したい!

 いよいよ新年度が始まりましたね。この4月から、新たな仕事や生活を始めたという人も多いのではないでしょうか。新しく予定されているさまざまなイベントや会議などをきちんと管理するために、Excelでスケジュール表(①)を作ってみませんか?

 今回は、Excelでスケジュール表を作る際に知っておくと便利な、日付の後ろに曜日も付けて表示する方法について解説します。

曜日はベタ書きせず、ユーザー定義の表示形式で設定しよう

 冒頭で紹介したようなスケジュール表を作成しようとする時、「2020/4/1」(①)と入力しただけでは曜日までは表示されません。

 皆さんは、「日付」欄に曜日も入れて表示したい時、どのようにしますか? こんな時、「2020/4/1/(水)」と文字列でベタ書きしてはいませんか? 文字列で書いてしまうと、あとでうまくいかなくなることが多く発生します。例えば、日付を他のセルにコピーする際、オートフィル機能ではうまくいかなくなってしまいます。(②)。

 Excelでは、ユーザー定義の表示形式を使うと、セルに入力する値は「2020/4/1」のままで、見た目だけ「2020/4/1(水)」や「2020年4月1日(水)」のように変更することができます。

 では実際にやってみましょう。先ほどのデータはすべて削除したうえで、セルA3に「2020/4/1」(③)と入力します。セルA3を選択した状態で、[ホーム]タブの[数値]グループの右下にあるボタン(④)をクリックします。

 [セルの書式設定]ダイアログボックスが表示されます。[表示形式]タブ(⑤)の[分類]欄から[ユーザー定義](⑥)を選択して、右側の[種類]欄に「yyyy/m/d(aaa)」(⑦)と入力します。これは、日付を「〇〇〇〇/〇/〇」という書式で表示し、その後ろに水曜日なら「(水)」のように、括弧書きで曜日の頭文字を表示するという意味になります。[サンプル]欄にプレビューが表示される(⑧)ので表示内容を確認します。

 表示内容を確認したら[OK](⑨)をクリックしてダイアログボックスを閉じます。

 ちなみに、今回の例で[種類]欄に「yyyy/m/d(aaaa)」のように「a」を4個分入力することで、「2020/4/1(水曜日)」と表示させることもできますよ。

 セルA3には、「2020/4/1(水)」(⑩)と曜日付きで表示されましたね。数式バーを見てみると、ここに入力されている値は「2020/4/1」(⑪)となっています。データそのものではなく、見た目だけが「2020/4/1(水)」となって表示されていることがわかりますね。

 オートフィル機能を使って、他のセルに値をコピー(⑫)すると、曜日も正しく表示されます。

「ユーザー定義の表示形式」で曜日入りの日付を表示する

 今回は、Excelで「ユーザー定義の表示形式」を使って曜日入りの日付を表示する方法を解説しました。今回は、日付を「2020/4/1(水)」のような形式で表示する方法を解説しましたが、他にもExcelでは、「2020年4月1日(水)」のような年月日表示や「令和2年4月1日」のような和暦表示もできます。

 今回は、日付に曜日を付けて表示する方法を解説しましたが、これだけではスケジュール表としてちょっと見づらいですよね。そこで次回は、土曜日の日付を青色、日曜日の日付を赤色として、土日の日付を色分けする方法を解説します。これができれば、スケジュール表はずいぶん使いやすくなります。ぜひ楽しみにしていてくださいね!