高橋忍のにゃんともWindows
例の万博ロゴを「ペイント 3D」で3D化! さらに現実世界に召還してみた
2020年9月23日 17:15
ちょっと前になりますが、大阪万博ロゴ、通称“いのちの輝き”が発表されましたね。なぜこれを選んだ?と思ったりもしましたが、“太陽の塔”を考えるとそれほどおかしくは無く見えます。
そして、その後に起きた“いのちの輝き”二次創作トレンド。多くの方が色々なイラストやCGを公開していました。それを見たらマーケティング的には大成功と言えるでしょうね。
乗るしか無い、このウェーブに!
ってもう、ウェーブは一段落しましたが皆さんもやってみましょう。今回はそのまま2Dではなく、3Dで制作しましょう。
下絵を開く
まずはお手本の画像を入手しておきましょうね。
ダウンロードした画像は文字の部分も含まれているので、必要な部分だけ切り抜いておくといいでしょう。
早速「ペイント 3D」を起動します。
そして[開く]を選んで先程保存した画像を読み込みます。画像が小さかったら画面上のツールバーにズームスライダーがあるので調整します。
パレットに色を作っておく
今回使う赤と青をパレットに作っておきます。
- ブラシを選んで
- スポイトのアイコンを選んだら
- 赤の色をクリックする
- スポイトの横の赤をクリックして
- 赤色のコードをコピーする
- 右下の空きパレットの1つをダブルクリックして
- 色のコード(16進数)欄にコピーしたコードを貼り付ける
- [OK]ボタンを押す。
以上を目の青に対しても行って、赤と青のパレットを用意します。
これから赤のボディを描くので赤のパレットを選んでおきましょう。
ボディを描く
それではボディを描いていきます。[3D 図形]のメニューボタンを選んで、球を選びます。
後はひとつひとつ赤い丸を描いていきます。書き方は2種類あります。一つは対角線でドラッグして描画する方法。もう一つは[Ctrl]キーを押しながら、円の中心から対角までドラッグして描画する方法です。描きやすい方法で描くのが良いでしょう。
大きさや位置がずれたら、描いた球をクリックして、球そのものや枠をドラッグして移動やサイズ調整をすることができます。
全部書くとこうなります。左上の目が入っている楕円は2つの球と解釈しました。この辺も自由ですし、形だって色々変えていいと思う。
目を入れる
続けて目を描き入れたいのですが、下絵が見えないので[Ctrl]+[A]キーでボティを全部選択して、一旦横に移動します。
今度は2D図形を選んで、円を選択します。そして白目を一つ下絵になぞって描画しましょう。
描いたら、色の設定ができるようになるので、[塗りつぶし]は白、[線の種類]は“なし”にします。
色設定ができたら、そのまま3Dのボディの同じ位置にドラッグして貼り付けます。ちゃんと球の表面にステッカーを貼るように置けるはずです。
後は5つの目の白目を描いてはドラッグして移動します。色設定は前の設定と同じなので、一度設定すればOKデス。もちろんここも皆さんの自由です。
同じ様に青目も描いてドラッグしましょう。
- 青目をなぞって円を描く
- 塗りつぶしの色をクリックして、最初に保存したパレットから青を選ぶ
- 3Dの白目の上に移動する。
目の位置で表情を変えることもできそうですね。
全て書き終えたらもうほぼ出来上がりです。
Mixed Realityしよう
出来上がったら、皆さんの机の上に表示してみましょう。これは背面にカメラが有るラップトップやタブレットPCか、Webカムを動かせるデスクトップPCである必要があります。キャンバスメニューから[キャンバスを表示する]をOFFにします。
いくつか方法がありますが、アニメーションさせたいので一旦作成した“輝きくん”を保存します。ただこのままでは下絵も保存されてしまうので下絵を消します。
下絵が消えたら、ファイルメニューから[保存]→[3D モデル]を選んで、FBX形式で保存しておきましょう。
保存したら、保存されたFBXファイルをダブルクリックして、「3D ビューワー」アプリで開きます。
机の上に表示する
このまま、画面右上の[Mixed Reality]をオンにします。すると背景にカメラで撮っている映像が表示されます。机の上をタップするとそこに輝きくんが移動してアニメーションしてくれるはずです。影もちゃんとあって動きに合わせて影も動きます。まさに“いのちの輝き”そのものです!!