残業を減らす!Officeテクニック
Excelで画像にマウスカーソルを重ねると拡大するUIを実現する裏ワザ!
2023年12月25日 06:55
Excelで作る商品リストなどの視認性を高めるために、画像をセルに埋め込むことがたまにあります。しかし、1ページに多くの項目を掲載したい場合、“行の高さ”に限界があり、必然的に画像サイズは小さくなってしまいます。
結果、画像は見にくくなってしまい、何のために挿入したのかわからなくなってしまいますよね。セルのサイズを調整すれば、画像を拡大できますが、1枚ずつ操作していられません。表の体裁も崩れてしまいます。
セルにマウスポインターを合わせたら拡大表示するような機能があればいいのに……、と思いませんか? 裏ワザ的な方法を使うと実現できます。今回は、いつか使うかもしれない画像のテクニックを紹介します。
現コメントと旧コメント
Excelにはバージョンや利用形態によりますが、新旧の“コメント”があります。旧来からの「コメント」は「メモ」と機能名が変わり、複数人でのやり取りを前提とした新機能が「コメント」となりました。
今回の小ワザで利用するのは、旧称コメントの「メモ」です。Microsoft 365のExcelなどをお使いの場合は「メモ」と「コメント」の両方が利用できるので、間違えないように注意してください。
「塗りつぶし」に画像を設定する
操作は簡単ですが、ひと手間かかります。セルに挿入した画像と同じ画像をメモの「塗りつぶし」として設定します。
メモにカーソルが表示された編集可能な状態と、メモ自体を選択した場合の書式設定画面が異なるので注意。メモの枠をクリックしてカーソルが非表示になった状態から操作するのがポイントです。
メモを非表示にしておく
新規に挿入したメモ(旧コメント)は、アクティブセル以外では非表示になるはずですが、もし表示されている場合は、[校閲]タブの[コメントの表示/非表示]をクリックして非表示にしておきます。