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ペーパーレスでもハンコが必要!? 印影風の画像をパワポで作る方法
2025年1月14日 06:55
ペーパーレス化が進み、印鑑を使う機会が減りましたよね。そもそも印鑑を持っていない人もいるかもしれません。しかし、PDFファイルに押印することや電子署名の際に印影データを使いたいこともあるはずです。過去の印影をスキャンしてデータ化する方法もありますが、手間がかかりますよね。
実は、オリジナルの印影をPowerPointだけで作成可能です。ただ、単純にテキストボックスと図形を組み合わせただけでは味気ないものになってしまいます。今回は、ひと工夫して実際に押印したような雰囲気を出す小ワザを紹介します。
1文字ずつテキストボックスを作成する
ここでは、PowerPointで扱える一般的なフォントとして、行書体を使って印影を作ってみます。もちろん、ほかのフォントでも構いませんが、“1つのテキストボックスに1文字ずつ”入力することがポイントです。最初に1つのテキストボックスに入力して、複製すると簡単です。なお、印影に使われるフォントには、楷書体や古印体、行書体、隷書体、てん書体などがあります。
枠を作るコツ
枠が円形なら、[図形]の[楕円]もしくは[円:塗りつぶしなし]を利用します。[円:塗りつぶしなし]のほうが直感的に操作できておすすめです。四角形は[フレーム]がおすすめですが、角丸の枠が作りたい場合は[四角形:角を丸くする]を選択してください。
なお、[楕円]や[四角形:角を丸くする]では、枠の太さを“罫線の太さ”で調整する必要があることに注意してください。[塗りつぶしなし]として、枠線の色を設定します。
枠と文字のバランスを調整する
素材の準備は以上です。文字の位置とサイズを調整していきましょう。すべての文字サイズが同じ必要はありません。また、ワードアートの変形などを使うと、さらにカスタマイズが可能です。
図形の[アート効果]を活用する
印影らしく仕上げていきましょう。枠とすべての文字を選択して[Ctrl]+[G]キーを押してグループ化。そのまま切り取って、“画像”として貼り付けます。
画像として貼り付けた後は[図形の効果]が利用できるようになります。ただし、1つの画像につき、1つの[アート効果]しか設定できないため、切り取り&貼り付けを2回くり返します。
右クリックして[図として保存]を選択し、任意の場所に保存すれば、データとしての印影の完成です。