残業を減らす!Officeテクニック
PowerPointは被写体の自動トリミングも可能! 写真の切り抜きもパワポだけで完結
2022年4月18日 06:55
PowerPointのスライドに写真を挿入する時、ドラッグとサイズ変更だけで済ましていませんか? 説明資料であれば、あまり凝る必要はないかも知れませんが、案内状やチラシなら親しみやすいイメージにしたいですよね。
そこで、よく使われるのが「トリミング」の機能です。長方形に切り抜いて不要な部分を削除する目的以外に、任意の図形に合わせた切り抜きも可能です。「長方形」の写真よりひと手間かけた印象になります。
ただ、これだけでは物足りない。今回はもうひと工夫できる「切り抜き」テクニックを紹介します。実は必要なオブジェクトだけを切り抜いたり、ラフな雰囲気を出すために不定形な多角形で切り抜くといった画像加工アプリのようなこともPowerPointは簡単にできます。
主題だけを切り抜く「背景の削除」
「切り抜き」と聞いて想像するのが、人物や物品などの切り出しでしょう。いわゆる「背景を抜く」作業です。専門的な画像加工アプリは必要ありません。[背景の削除]の機能で完結できます。
自動認識のため主題と背景のコントラストの高い写真が望ましいのですが、切り抜き範囲は「保護する領域」と「削除する領域」の機能で調整可能。ざっくりと切り抜きたい時に重宝します。なお、スライドの表示倍率の変更時は、[Ctrl]キーを押しながらマウスのホイールを回す操作を覚えておくと便利です。
ハサミでラフに切ったように任意の形で切り抜くには「結合」を使う
今度は任意の形で切り抜いてみます。ここでは以下のように猫を囲むような多角形で切り抜きます。[フリーフォーム:図形]を利用して図形を挿入して、[結合]の機能を使います。
[フリーフォーム:図形]での図形描画は、終点の指定がポイントです。必ず最後は始点と重なる位置でクリックしてください。外れた位置でクリックしてしまうと、単に折れ線が描画されてしまいます。