残業を減らす!Officeテクニック
パワポのスライドに使うアイコンを華やかにして目を引く! 一部だけ色を付けるワザ
2025年4月14日 06:55
スライドを作成する際、文字や表ばかりで味気なくなることがありますよね。内容に合う写真やイラストが手元にない場合は、ワンポイントになる“アイコン”が便利。アイコンを挿入するだけでも、それらしい雰囲気になります。ただ、白黒のままでは物足りないため、色を付ける人もいるでしょう。
しかし、アイコン全体の色が変わってしまうのが難点です。上記の例であれば、メーターの“針”だけ赤色にしたい人もいるでしょう。今回は、挿入したアイコンの一部だけ色を変更する定番ワザを紹介します。
なお、PowerPointだけでなく、ExcelやWordでも同様の操作が可能です。
図形に変換してグループ化を解除する
アイコンは、グラフィックス形式(SVG)のファイルとして挿入されます。ひとまとまりで扱われるため、[グラフィックス形式]タブからの操作では、アイコンの一部の色を変更できません。いったん“図形”に変換して、グループ化を解除しましょう。
図形に変換後した直後は変化がないように見えますが、[グラフィックス形式]タブが[図形の書式]タブに切り替わります。また、右クリックしたときのメニュー表示も変わります。
塗りつぶせない箇所を塗りつぶす
グループ化を解除しても、内側を塗りつぶせない図形もあります。線で描かれている図形にありがちな現象です。以下の例では、電球の内側は空白(何もない)となっているため、[図形の塗りつぶし]から色を選択しても、塗りつぶされません。
この問題は[図形の結合]の機能を使って回避できます。塗りつぶす箇所に重なるように、適当な図形を挿入し、[切り出し]後に不要な箇所を消去するだけです。