使ってわかるCopilot+ PC

第95回

画像内の表を「Excel」に直接コピペ、「クリックして実行(Click to Do)」でできる!

多機能な「クリックして実行」から1つご紹介

 Copilot+ PCのAI機能の1つ「クリックして実行(Click to Do)」は、画面のスナップショットからAIが情報を読み取り、さまざまな機能に連携させて活用できるもの。画面上のあらゆるものが情報源になる仕組みだ。

 画面にある情報は、テキストもあれば画像もあり、連携できそうな機能はいくらでもある。今回はその中でも、具体的な活用事例を1つご紹介しよう。

画像から表組みを認識し、読み取るAI

 情報を伝える際の手法の1つに、表組みがある。複数のデータをわかりやすくまとめたもので、筆者もPCのスペック表記などを書くときに使う……と説明するほどのことではないと思うが、例えばこういうものだ。

以前の記事で作成した表組み

 形状としては、テキストの周りを線で区切っただけのもの。「クリックして実行」のAIは、これをテキストではなく表組みとして認識できる。

「クリックして実行」を使用

 表組みのまわりに枠が表示されている。これは「クリックして実行」のAIが、『この範囲にあるものを1つの情報源として認識した』ということを示している。そしてオプションとして[コピー]があるので選択する。

 この状態で表計算ソフトの「Excel」を起動し、適当なセルにペーストしてみると、さきほどの表組みの構成が生かされた状態で挿入される。一部、思ったところに入ってくれていないテキストもあるが、全てを手入力することを思えば、修正作業は微々たるものだ。

「Excel」にペースト

 さらに、文書作成ソフト「Word」にもペーストしてみた。こちらはテキストのデータをそのまま反映するだけでなく、枠の線まできちんと再現されている。

 画像データとして保存したものを「Word」に貼る手もあるが、こちらはテキストなので後から修正もできるのが利点だ。

「Word」にペースト

 今の例はWebブラウザーで見ていたテキストによる表組みだった。次はさらに難しい例として、画像データとして用意された表組みを読ませてみる。用意したサンプル画像はこちら。

表組みのサンプル画像

 あえて背景をにぎやかにしたり、画像を入れ込んだりして、AIが表組みとして読み取りづらくなるようにしてみた。試してみると、画像の部分は避けつつ、テキストがある部分をうまく切り抜くように認識範囲が表示された。

「クリックして実行」が表組みの範囲を認識

 [コピー]して、再び「Excel」でペーストすると、各要素がしっかりセルに分けられた状態でデータが入った。表組みであることを理解しているし、テキストも間違いなく認識されている。

「Excel」にペースト

 「Word」にペーストした場合も、やはりしっかりと表組みができている。にぎやかな画像データからも、しっかり表組みとして読み取れている。

「Word」にペースト

 「クリックして実行」はアイデア次第でまだまだ機能追加が図られるはず。新しい仕組みが追加されたり、便利な機能が見つかったりした時には、また改めて紹介したい。

著者プロフィール:石田賀津男(いしだ かつお)

1977年生まれ、滋賀県出身

ゲーム専門誌『GAME Watch』(インプレス)の記者を経てフリージャーナリスト。ゲーム等のエンターテイメントと、PC・スマホ・ネットワーク等のIT系にまたがる分野を中心に幅広く執筆中。1990年代からのオンラインゲーマー。窓の杜では連載『初月100円! オススメGame Pass作品』、『週末ゲーム』などを執筆。

・著者Webサイト:https://ougi.net/