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動画の切り出しや明るさの補正も可能な一発トランスコードツール「XMedia Recode」

さまざまな形式の動画データの形式を各種デバイス向けに一括変換

「XMedia Recode」

動画データの持ち歩きや共有に便利な「XMedia Recode」

 撮影する動画データはなるべく高画質で。という気持ちから、フルHD画質で撮影している方が多いだろう。しかし、高画質であるが故に撮影後の動画データの扱いが煩わしいこともある。特に、アクションカメラやハンディービデオカメラで撮影した動画データを取り出して、リサイズ、編集など、撮影後の作業はかなり面倒。動画データをそのまま保存しているなら「XMedia Recode」を使ってみてはいかがだろうか。スマートフォンへの転送やオンラインストレージで共有するのに適したファイルサイズへ、動画データを手軽に圧縮できる。

圧縮は3ステップで完了

 「XMedia Recode」なら動画データの圧縮も簡単だ。①ウィンドウに動画ファイルをドラッグしてリストに追加、②あらかじめ用意されている各種デバイスのプロファイルを選択、③[エンコード]ボタンをクリック、の3ステップで完了する。AVI/MPEG/WMV/MOV/FLV/SWF/MP4/3GP/MKVなど、一般的な動画形式に幅広く対応しており、各種スマートフォンや携帯メディアプレーヤーに対応する70以上のプロファイルが用意されている。

「XMedia Recode」のウィンドウに動画ファイルをドラッグして[リストに追加]ボタンをクリックし、各種デバイスのプロファイルを選択後に[エンコード]ボタンをクリックする。画面下部の[保存先]で、圧縮後の動画データの保存先は任意に指定できる
エンコード中、「XMedia Recode」のウィンドウはバックグランドに格納され、進行状況が表示される。任意でCPUの優先度を選択できる

切り出しや明るさの調整も可能

 エンコードに関する細やかな設定も可能だ。動画データの前後に不要なシーンがあるなら、指定した範囲を切り出すこともできるほか、解像度やアスペクト比の指定もできる。また、色補正や明るさの調整も簡単なのが助かる。

[クロップ / プレビュー]タブから切り出し範囲を指定できる
左側のフィルターリストから[解像度]からアスペクト比の変更や解像度の指定も可能
フィルターリストの[色補正]を選択すれば色補正や明るさの調整も簡単だ

 なお、USBメモリーなどでの持ち歩きに便利な「XMedia Recode Portable」も作者のWebサイトからダウンロードできる。使い勝手はデスクトップ版の「XMedia Recode」と変わらない。