やじうまの杜

「Google Chrome」に保存されているパスワードを取り出したい! 時に便利な試験的機能

保存済みログイン情報をCSV形式でエクスポート。インポート機能も利用できる

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「Google Chrome」の保存済みログイン情報をエクスポート

 「Google Chrome」で保存済みログイン情報のエクスポート機能が利用できるようになっているそうです。“試験的機能”という位置付けですが、比較的簡単に試すことができます。Windows版「Google Chrome 65」で本機能を有効化する方法をご紹介しましょう。

 まず、アドレスバーに“chrome://flags/#PasswordExport”と入力して[Enter]キーを押し、“Password export”というフラグへアクセスします。“Default(初期値)”となっている値を“Enabled(有効)”に切り替えると「Google Chrome」の再起動を促すパネルが画面下部に現れるので、[RELAUNCH NOW]ボタンを押して再起動しましょう。

“chrome://flags/#PasswordExport”フラグを“Enabled”へ
「Google Chrome」の再起動を促すパネルが画面下部に現れるので、[RELAUNCH NOW]ボタンを押して再起動

 すると、[設定]画面の“パスワードを管理”セクション(chrome://settings/passwords)に[その他の操作]ボタンが追加されます(縦に3つ、点が並んだボタンです)。これをクリックすると[エクスポート]コマンドへアクセスすることが可能。[エクスポート]コマンドを実行してWindowsのユーザー名とパスワードを入力すると、「Google Chrome」に保存されているログイン情報をCSV形式で出力することができます。

 これまでも“パスワードを管理”セクションで「Google Chrome」に保存されているログイン情報を個別に閲覧することができましたが、まとめてバックアップしたり、他のパスワード管理ツールへ引越ししたいといった要望に応える機能は用意されていませんでした。“chrome://flags/#PasswordImport”フラグを有効化すればインポート機能も利用できるようになるので、他の「Google Chrome」や“Google アカウント”に保存済みパスワードを移したいといった場合にも役立つかもしれません。

 ただし、エクスポートしたCSVファイルの扱いには十分注意しましょう。誤って外部からアクセス可能な場所へ保存してしまったら……大変なことになってしまいますよ!