やじうまの杜

フリーの3DCG制作ツール「Blender」が“Microsoft Store”から入手可能に!

ちゃんとホンモノ、アップデートなどの管理の手間を省けるのが魅力

 “やじうまの杜”では、ニュース・レビューにこだわらない幅広い話題をお伝えします。

「Blender」が“Microsoft Store”から入手できるように

 お馴染みの高性能3Dモデリングソフト「Blender」が、“Microsoft Store”から入手できるようになりました(リリース日は11月1日)。

ストア版の「Blender」

 「Blender」は、オープンソースで開発されているフリーの3DCG制作ツール。モデリング、スカルプト、リギング、3D/2Dアニメーション、シミュレーション、レンダリング、合成、モーショントラッキング、ビデオの編集といったグラフィック処理を網羅する統合ソフトで、Windowsだけでなく、Mac/Linuxなどでも利用できます。

 フリーのオープンソースツールが“Microsoft Store”に掲載される際、開発の支援を募るために有償化されることがあります(「Krita」「paint.net」など)。しかし、「Blender」は現在のところストアでも無償。公式サイトにアナウンスがない点が気がかりですが(過去には第3者が勝手にアップロードする例もありました)、開発チームの“Twitter”アカウントによると、v2.80のリリース準備に忙しくてアナウンスにまで手が回っていないだけで、ちゃんと合法的なものだそうです。

 “Microsoft Store”から入手できる利点は、なんといっても管理が容易であることです。新しいバージョンが出れば自動でアップデートされますし、インストールやアンインストールの処理でレジストリが汚されることもありません。気軽に試して、気に入らなければ削除できるのもメリットと言えるでしょう。これを機会に「Blender」の世界に飛び込んでみてはいかがでしょうか。