やじうまの杜
“江頭2:50”を「Google Chrome」のアドレスバーからググると……?
あまり知られていないURLの形式が罠に
2020年2月5日 06:45
“やじうまの杜”では、ニュース・レビューにこだわらない幅広い話題をお伝えします。
「Google Chrome」のアドレスバーに“江頭2:50”と入力してWeb検索を行おうとすると、大変なことになるのだそうです。
URLといえば“http://impress.co.jp/”といった形式を想像しますが、ポート番号(HTTP接続の場合は“80”が一般的)を指定した“http://impress.co.jp:80/”といった形式も実は有効です。そのため、“江頭2:50”が“http://江頭2:50/”と解釈され(“https://”かもしれませんが)、「Google Chrome」が“江頭2”というドメインを探しに行ってしまい、その結果エラーとなってしまうようですね。「江頭2:50」をググろうとしてアドレスバーに突っ込んだらホスト「江頭2」ポート「50」に繋ごうとしよったwwwpic.twitter.com/hsWxhvdWFH
— うらがみ⛄ (@backpaper0)February 2, 2020
ちょっと変わったURL
HTTP接続やFTP接続の場合であれば、ポート番号以外にも、以下の例のようにユーザー名やパスワードをURLに含めることができます。
ftp://madonomori:passw0rd@ftp.example.com:20/hoge/huga
もっとも、最近ではあまりお目にかかりませんが……もしかすると今回のようなエラーとなる芸名がほかにも存在するかもしれません。
それでは、「Google Chrome」以外のWebブラウザーではどうでしょうか。編集部にて、同じエンジンをもつ新しい「Microsoft Edge」で試してみましたが……同様のエラーが発生します。「Chromium」ベースのWebブラウザー(Opera、Vivaldi、Kinza……など)はだいたい同じ挙動をするのではないでしょうか。
「Firefox」も試してみましたが、これもダメなようです。アドレスバーと検索ボックスを統合するのは最近のWebブラウザーの流行ですが、まさかこんな問題があるとは。
アドレスバーにキーボードで“江頭2:50”と入力する場合、“えが”と打ち込んだあたりでちゃんと“江頭2:50”がサジェストされるはずなので、日常的な利用ではあまり問題にはならないと思いますが、クリップボードからコピー&ペーストで入力した場合は引っかかるかもしれませんね。検索キーワードを引用符でくくるなどして、問題を回避する必要があります。
あと、細かいところにはなりますが、Webページで“江頭2:50”を選択し、右クリックメニューから検索しようとしても、「Google Chrome」や新しい「Microsoft Edge」では検索メニューが現れず、代わりに移動メニューが現れました。もちろん、そのまま移動するとエラーになります。これは少し困るかもしれません。
ちなみに、古い「Microsoft Edge」は大丈夫でした。「Internet Explorer」もOKで、アドレスバーに“江頭2:50”を入力しても、ちゃんと“江頭2:50”をWeb検索してくれるようですね(初期設定だと“Bing”だけど)。ちょっと意外でした。