やじうまの杜

CVCは不要! 「Google Chrome 81」なら“Windows Hello”でクレカ情報の自動入力が可能

「Microsoft Edge」でも“Microsoft アカウント”に保存済みのクレカ情報が利用できる

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CVCの代わりに“Windows Hello”を利用してクレジットカード情報を自動補完

 「Google Chrome」にはクレジットカード情報の自動補完機能が備わっており、あらかじめ「Chrome」に“Google アカウント”でログインしていれば、“Google Pay”に登録済みのクレジットカード情報を数クリックで手軽に入力できます。

 この機能は「Chrome」の設定同期機能から独立しており、同期を無効化していても利用可能。自動補完の際はクレジットカード裏面に記載されているカード確認コード(CVC)を入力する必要があるので、情報が簡単に盗まれることはないでしょう。

“Google Pay”に登録済みのクレジットカード情報を自動補完。CVCの入力が必要

 とはいえ、自動補完の際にわざわざクレジットカードを取り出して、裏面を確認しなければならないのはちょっと面倒ですよね。CVCは3桁または4桁の数字なので覚えてしまうというのも手ですが、複数のクレジットカードを使い分けている場合は大変です。

 そこで、「Google Chrome 81」ではCVCチェックの代わりに端末の生体認証機能が利用できるようになりました。Windows 10の場合、最近のデバイスであれば“Windows Hello”の顔認証や指紋認証が使えるはず。初回利用時にCVCの代わりに“Windows Hello”を利用するよう設定しておけば、顔や指紋でチェックをパスできます。もうCVSを覚えておく必要はありません!

 なお、この仕組みには“Web Authentication API”(WebAuthn)が利用されているとのこと。クレジットカード情報は、“Google アカウント”のお支払い方法ページで確認・編集が可能です。

 また、「Microsoft Edge」の場合も似たようなフローで“Microsoft アカウント”に登録済みのクレジットカード情報を自動補完できます。初回の自動補完にはCVCの入力が必要ですが、カード情報をローカルに保存するオプションを有効にしておけば2度目以降、CVCの入力は要らないようです。

「Microsoft Edge」のクレジットカード情報補完機能