やじうまの杜

「Windows 10 バージョン 21H2」で案内されている既知の問題は2件のみ

このバージョンに固有の問題はなし、サクッとアップグレードしちゃって大丈夫かも

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「Windows 10 バージョン 21H2」で案内されている既知の問題は2件のみ

 「Windows 10 バージョン 21H2」(November 2021 Update)の一般提供が、今月中旬に開始されました。これは年に2回実施されている大規模な「機能アップデート」で、毎月行われる「品質アップデート」とは異なり、不具合の修正やセキュリティ問題への対処だけでなく、新機能の追加も行われています。

 しかし、最近の「機能アップデート」は変更が比較的小規模で、とくにこれといった目玉機能はありません。「バージョン 2004」以降のOSは中身がほぼ共通で、後継バージョンで追加された新機能は「冬眠」状態になっているだけ。アップグレードの処理は「イネーブルメント パッケージ」と呼ばれる小さなパッチで眠っている新機能を呼び覚ますだけなので、毎月の「品質アップデート」とあまり変わらない、短い時間で完了するはずです。

 そんなわけで、既知の非互換性問題も大変少なくなっています。執筆時現在、案内されている問題は以下の2件のみで、しかもこれは他のバージョンにも影響するものです。

 「バージョン 21H2」固有の問題はないので、アップグレードしても支障が出ることはないでしょう。とくに「バージョン 2004」を利用中の場合は、サポート終了が迫っているので早めのアップグレードをお勧めします。