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「Windows 10 バージョン 2004」のサポートが12月14日で終了へ ~Microsoftが注意喚起

「バージョン 21H1」などへの移行を。アップグレードは手軽で、既知の問題も解消済み

「Windows 10 バージョン 2004」のサポートが12月14日で終了

 「バージョン 2004」の「Windows 10」は、今年12月14日(米国時間、以下同)にサポート期間の満了を迎える。米Microsoftは9月14日、公式ドキュメントサイトに告知ページを設置し、対応を呼びかけている。

 「Windows 10 バージョン 2004」(May 2020 Update)は、2020年5月にリリースされたバージョン。Windows 10の各バージョンはリリースされてから18カ月サポートされるのが基本で、「バージョン 2004」はすべてのバージョンで今年12月にサポートが打ち切られる。

  • Windows 10 Home バージョン 2004
  • Windows 10 Pro バージョン 2004
  • Windows 10 Pro Education バージョン 2004
  • Windows 10 Pro for Workstations バージョン 2004
  • Windows 10 Enterprise バージョン 2004
  • Windows 10 Education バージョン 2004
  • Windows 10 IoT Enterprise バージョン 2004

 また、以下のサーバーOSに関しても。今年12月14日でサポート終了となる。

  • Windows Server Datacenter バージョン 2004
  • Windows Server Standard バージョン 2004

 サポートが終了したOSを使い続けることは可能だが、セキュリティ更新プログラムが提供されなくなるためまったくおすすめできない。できるだけ早めに「バージョン 21H1」をはじめとする後継バージョンへの移行を検討したい。

 「バージョン 2004」と「バージョン 20H2」「バージョン 21H1」はOSのコアが共通で、「イネーブルメント パッケージ」と呼ばれる小さなパッチで機能を切り替える仕組みになっている。そのため、アップグレードにかかる時間は毎月のセキュリティアップデートと同等の短い時間で行える。既知の問題も解消されているので、安心してアップグレードできるはずだ。