やじうまの杜

5月30日以降はあなたのメールソフトでGmailの送受信ができなくなるかも!

ユーザー名とパスワードのみでログインするアプリがブロックされるように

 “やじうまの杜”では、ニュース・レビューにこだわらない幅広い話題をお伝えします。

5月30日以降、Gmailがユーザー名とパスワードのみでログインするアプリをブロックするように

 昨今は「LINE」や「Slack」、「Microsoft Teams」といったインスタントメッセージツールがテキストコミュニケーションの中心になりつつありますが、まだまだGmailをはじめとするEメールは現役の連絡手段です。中には昔から使い慣れたインターフェイスから離れられず、ローカルのメールソフトでGmailを送受信している方もいるんじゃないでしょうか。

 そんなメールソフトでのGmail送受信に5月30日、大きな変更が加えられます。ユーザー名とパスワードだけのログイン(基本認証)はブロックされるようになるのです。「Thunderbird」や「Becky! Internet Mail」、「秀丸メール」といった最近でもしっかり更新されているメールソフトは心配ありませんが、すでに何年も更新されていないレガシーなメールソフトでは、送受信できなくなる恐れがあります。

 GoogleだけでなくMicrosoftもすでに基本認証によるログインをサポートしておらず、パスワードレスのログインを推進しています。そもそも何年も更新されていないメールソフトは脆弱性が放置されている可能性が高く、使い続けるのはお勧めできません。これを機会にOAuthに対応している、新しいメールソフトやWeb上のメールアプリに乗り換えることを強くお勧めします。

 また、メールソフトだけでなくGmailと連携するWebアプリも基本認証でログインしている場合はブロックされることになります。自分の使っているGmail連携アプリがOAuthを使っているか、チェックすることをお勧めします。