やじうまの杜

脆弱性に附番されるCVE番号を管理する「cve.mitre.org」がリニューアルへ

新サイト「cve.org」への移行が進む

 「やじうまの杜」では、ニュース・レビューにこだわらない幅広い話題をお伝えします。

 日頃からセキュリティ意識を高く持っていらっしゃるユーザーにとっては親の顔よりも見たであろう、共通脆弱性識別子「CVE」(Common Vulnerabilities and Exposures)を管理するWebサイト「cve.mitre.org」ですが、そろそろ見納めになりそうです。ページトップにはWebサイトの移行を案内するバナーが表示されています。

「cve.mitre.org」に掲載されている脆弱性(CVE番号)の詳細情報ページ

 移転先のURLは「cve.org」で、昨年9月に開設されました。新サイトはユーザー重視(User-Focused)のデザインになっており、最新の情報、学習リソースへのアクセス、CVEパートナーの受け付け窓口などが設置されています。古色蒼然たる「cve.mitre.org」に比べると、ずいぶんモダンな感じです。

新しい「cve.org」はずいぶんモダン

 移行は段階的に行われているとのことで、たとえば「cve.mitre.org」のトップページにあるニュースやポッドキャスト、ブログなどの情報は「cve.org」へのリンクに置き換えられています。脆弱性の詳細ページはまだ保持されていますが、これらもいずれは新しいサイトへ移行されるでしょう。

トップページのコンテンツの一部は移転済み

 来る年は「cve.mitre.org」へリンクを張るのではなく、新しい「cve.org」にした方がよさそうです。