やじうまの杜

「それはムリです」「~になっちゃいます」……「Arduino IDE」の言葉遣いがかわいい

エラーメッセージ恐怖症の人もこれには思わずニッコリ

 「やじうまの杜」では、ニュース・レビューにこだわらない幅広い話題をお伝えします。

 「Arduino IDE」の警告メッセージがなんだかかわいいと「X」(旧称:Twitter)でちょっと話題になっています。

 「Arduino IDE」は、イタリア生まれの人気マイコンボード「Arduino」で動かすコードを書くための開発環境です。「Arduino」のプログラムは「スケッチ」と呼ばれており、フォルダーとそのなかに格納される同名のINOファイルがセットで管理されます(スケッチブック)。そのため、スケッチフォルダーへ間違ってスケッチを保存しようとすると、スケッチのなかにまたスケッチ(とそのフォルダー)ができてしまう……ということで「Arduino IDE」に怒られるわけです。

「それはムリです」「無限ループになっちゃいます」

 編集部でもさっそく試してみましたが、 「それはムリです」「無限ループになっちゃいます」 ――たしかにかわいいですね。警告メッセージやエラーメッセージが怖い、よくわからないのですぐ閉じちゃう、という方は少なくないと思いますが、こういうメッセージであれば親しみやすく感じられるでしょう。

スケッチフォルダーにスケッチを保存しないようにしましょう

 ちょっと方向性は異なりますが、「Slack」の変更履歴がやたらフランクだったりするのも、アップデート内容に興味を持ってほしいという開発チームの気持ちの表れでしょうか。こうしたソフトウェアに「親しみやすさ」を持たせる工夫は今後広がっていくのかも?

「Slack」の変更履歴がやたらフランクだったりするのも、親しみやすくする工夫なのかなぁ

 でも、「Baidu IME」や「原神」のように、アンインストールを引き留めるために使われるのは、面白いやら、罪悪感あるやらでちょっと困ってしまいますけどね……。


 なお、「Arduino IDE」で上述の警告メッセージが表示されるのは「Microsoft Store」で配信されているv1.8系だけのようです。公式サイトからダウンロードできるインストーラー版(v2.x系)では、割とそっけないエラーメッセージになっています。ちょっと残念!

「Arduino IDE」v2.2.2での警告メッセージ。設定画面から日本語化しても、かわいい訳語にはなりません