やじうまの杜

PCの起動に最大15分 ~DDR5メモリの更新には“トレーニング”が必要になることがある

落ち着いて待とう

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「Crucial 32GB Kit (16GBx2) DDR5-4800 UDIMM」。Amazonで実売価格13,000円ほど

 最近はDDR5メモリの低価格化が進んでおり、大容量モジュールも手頃になってきています。エントリークラスのマザーボードでも対応が進んできていますので、次にPCを自作するときは必然的にDDR5メモリをチョイスすることになるでしょう。

 しかし、大容量のDDR5システムでは気を付けなければいけないことも。ツクモネットショップさんの「X」(Twitter)投稿によると、DDR5システムでは初回起動やメモリ変更時に最大15分ほどの“トレーニング”が必要になることがあるそうです。やっとPCを組み終わって電源を投入したのに、画面が真っ黒なまま何分も反応がない――なんてことが起こるかもしれません。

 ちなみに“最大15分ほど”というのは初期BIOSで大容量DDR5メモリを初めて利用する場合の話で、新しいBIOSでは多少改善されているとのこと。

 Crucialのサポートページによると、これは新しく取り付けたメモリがシステムと連動してUEFIにアクセスできるようにするために必要なのだそうです。事情を知らなければ不安に駆られたり、あきらめて電源を強制切断してしまうところですので、気を付けたいですね。