micro:bitで全自動マウスシールドを作ってみた
第1回
食事も捗る!全自動マウスシールドを100円ショップの材料とmicro:bitで作ってみた
2021年3月24日 11:00
新しい生活様式に欠かせないマスク。感染拡大を受けて発出された2度目の緊急事態宣言が解除されましたが、家族や親しい間柄の食事の場でも、大切な人を守るための行動が引き続き求められています。
くしくも、2020年度より小学校で必修化されたプログラミング教育。めざすのは、“論理的思考力”や“課題解決力”の育成です。そこで、プログラミングを用いた社会課題解決の一環として、料理を食べるときに全自動で開閉する実用的(?)なマウスシールドを作成してみました。今回は3回連載の第1回、マウスシールドを工作します。
必要なものを準備しよう
ジャンパワイヤ オス~ワニ口(税込約400円)
micro:bitとマイクロサーボをつなぐために使います。片方がジャンパ(オス)、もう片方がワニ口クリップのものを用意します。
ダイソー 超強力アクリルフォーム両面テープ 幅15mm×厚さ2mm(税込110円)
サーボとmicro:bitをマスクのベースに固定するために使います。
マスクフレームを作成しよう
・マスクの切断時にプラスチックの破片が飛び散る可能性があります。目や手をケガしないよう注意して作業してください。
マスクのベースの加工
まず、怪人マスクの額部分を切り取って、フェイスマスクのベースとなる部分を作ります。画像のようにハンダゴテで開けた穴をたどって強力ハサミで切っていけば簡単に切れます。
アーム部分の作成
次にマスク前面のフィルタを固定する、アームの作成です。
まず、マイクロサーボの部品と袋止めクリップを瞬間接着剤で固定します。
接着する位置と向きを間違えないように注意しましょう。
マイクロサーボとmicro:bitの固定
次に超強力アクリルフォーム両面テープを使って、マイクロサーボとmicro:bitをマスクに固定します。
右利きか左利きかで、マイクロサーボとmicro:bitの位置を逆にしてもいいかもしれませんね。
マイクロサーボとmicro:bitの配線
最後に、ジャンパーワイヤでmicro:bitとマイクロサーボを接続します。micro:bitの「0」→マイクロサーボの黄、micro:bitの「3V」→マイクロサーボの赤、micro:bitの「GND」→マイクロサーボの黒に、それぞれつなぎましょう。
配線の色を間違えないようにしてくださいね。
マスクのフィルム部分の取付け
最後にマスクのフィルム部分を作成します。ダイソー クリアホルダーB6サイズを、袋止めクリップの幅に合わせてハサミでカットします。
以上でマスクの工作は完成です。
次回はMakeCodeを使って、このマスクを開閉するプログラムを作っていきます。