できるGoogleスプレッドシート

第7回

「Google スプレッドシート」でピボットテーブルを使いこなそう!

ピボットテーブルの作成から各項目が全体に占める割合を表示するまで解説

 この記事はインプレス刊『できるGoogleスプレッドシート』(今井タカシ&できるシリーズ編集部 著)の一部を抜粋・編集しています(編集部)

 1つの表から、さまざま切り口でデータを集計して分析できることがピボットテーブルのメリットです。1つの正解があるわけではありません。集計する値や分類を切り替えながら目的の結果に近づけます。フィルタ操作では見えない結果をまとめてみましょう。

ピボットテーブルを利用してデータを分析する

 ピボットテーブルを作成するときは、最初にどの値を集計するのかを考えます。ここでは[販売数]列を対象にしますが、[販売金額]列も集計対象にできます。次に集計した値を分類する基準を考えます。ここでは[席]列と[販売元]列で分類します。それぞれ行見出しにするのか、列見出しにするのかを決めておきましょう。

① ピボットテーブルを作成する
ピボットテーブルの作成直後は、フィールドを指定していないため、データは何も表示されません。手順②以降でフィールドを追加します。
② ピボットテーブルで集計する項目を指定する
手順2では[、行][列][値]の順番にフィールドを追加していますが、任意の順番で指定して構いません。行見出しにするィールドを[行]、列見出しにするフィールドを[列]、集計対象のフィールドを[値]に指定します。
③ ピボットテーブルを並べ替える
④ 全体に占める割合を表示する

 手順4で求めた全体に占める販売数の割合は、元の表には含まれていません。ピボットテーブルで見えてくるデータの一例です。[列]に追加した[販売元]フィールドを[行]に移動すると、割合の値を残したまま、結果が切り替わることを確認できるでしょう。このように、さまざまな視点でデータを分析できることがピボットテーブルのメリットです。

できるGoogleスプレッドシート
  • 【価格】1,870円
  • 【発売日】2024年9月18日
  • 【ページ数】256ページ
  • 【著者】今井タカシ&できるシリーズ編集部
『できるGoogleスプレッドシート』

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