Creators Updateで向上!Windowsの操作性
利便性を損なわずコンパクトにまとめられるスタートメニュー
2017年5月4日 06:30
米国時間の11日から一般提供が開始された「Windows 10 Creators Update」では、数多くの機能追加や仕様変更が施されている。本連載では多数の更新点の中から、使い勝手に関わる変更に焦点を当ててご紹介する。
スタートメニューは利便性を損なわずにコンパクトな表示が可能に
Windows 8.xが多くのユーザーに受け入れられなかった理由の1つがスタートメニュー(画面)である。階層構造を伴ってコンパクトにまとめられたスタートメニューが全画面表示されることに違和感を覚えた方も少なくない。他方でWindows 10のスタートメニューはWindows 7以前のそれをもとに、タイルのピン留め機能を備えるようになったものの、まだ冗長と感じるユーザーが多かったのだろう。Microsoftはユーザーフィードバックに答える形で、Creators Updateのスタートメニューからアプリケーションの一覧表示項目を分割した。
Windows 10ユーザーならご承知のとおりアプリケーションの一覧は、ないと不便ながらも頻繁に利用する機能ではない。起動するアプリケーション名を検索ボックスに入力した方が早く、本誌読者であれば独自のランチャーを使っている方もおられるだろう。情報を提供するライブタイルの有用性を維持しつつ、コンパクト化したスタートメニューは実に使いやすく、個人的にはCreators Updateにおける重要な改善ポイントに数えられると確信している。