片道勇者

　一方通行の世界で前進が強制されるシステムのRPG。「風来のシレン」や「トルネコの大冒険」といった、死にながら覚える、いわゆるローグ系に近いRPGで、プレイのたびに新たな蓄積や発見を獲得できるやり込み度の高さが特長。一般的なRPGの場合ではフィールドをある程度自由に行き来できる。しかし、本作は画面の左側から闇が迫り、徐々に世界を飲み込んでいくという緊迫感のある設定であるため、横スクロールのシューティングゲームのような右方向への強制スクロールが発生する。ゲームの目的は、闇の原因となっている“魔王”を撃破すること。ゲーム中、一定のタイミングで魔王とのエンカウントが強制されるので、それまでに戦いの準備をする必要がある。そのため、街や村で商人からアイテムを購入して装備を整えたり、魔物の巣を見つけて戦闘を繰り返しレベルを上げよう。フィールドの地形などはプレイごとにランダム生成されるが、再チャレンジする際に同じ名前の世界を選べば、同じ形の世界が生成される。またプレイ後にはプレイ内容の評価によって“伝説ポイント”を獲得でき、このポイントを使えば、新たな職業や別の世界にアイテムを持ち越せる“次元倉庫”などを獲得できる。ほかにもNPCの“仲間”を勧誘できるほか、ネットワーク経由でほかのプレイヤーと共通の世界を選ぶこともできるなどの機能も備える。