【第3回】
インストール (install)
(01/04/18)
窓の杜のソフトライブラリに収録されているオンラインソフトを利用するうえで、ぜひとも知っておきたい用語を解説します。解説内容は窓の杜ソフトライブラリを利用できる範囲とします。
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インストールは説明書をよく読んでから |
パソコンにソフトを入れて、利用できる状態にすること。窓の杜ソフトライブラリに収録されているソフトや、記事で紹介されているソフトを利用しようとしたとき、ダウンロード後または解凍後に必要になる行為。ソフトをダウンロードしただけでは、いわば家の中に家具を搬入しただけの状態。使うためには梱包を解いて使いやすい位置に設置しなくてはならない。ソフトもダウンロードしてパソコンに入れただけでは利用できず、パソコン内の適正な場所に適正な状態で設置する「インストール」という作業が必要になる。
最近のオンラインソフトは、ダウンロードしたファイルがインストール作業を行う“インストーラー”と呼ばれるプログラムになっており、ファイルのアイコンをダブルクリックするだけでインストールが始まる。またはダウンロードしたファイルを解凍するとインストーラーが現れ、これをダブルクリックするとインストールが始まるものや、解凍するだけで利用できるようになるソフトもある。
インストーラーを実行すると、ソフトを利用するために必要なファイルがパソコン内の適正な場所に格納されたり、正常に動作するように環境ファイルを書き換えたりする作業が自動で行われる。スタートメニューへの登録や、デスクトップにショートカットアイコンを置くことなども自動で行われるものが多いが、たいていは対話形式で選択することも可能になっている。ソフトごとに利用できるパソコンやOSの条件があったり、インストーラーのファイル名称を確認するため、作者のホームページに記載されている注意事項や、解凍後に現れる添付説明書は、インストールを実行する前に必ず読んでおきたい。
インストーラーは、Windowsの環境設定を書き換えるものもあるため、実行する際は起動中のソフトを終了したりスクリーンセーバーやスケジューラーなど時限で起動するものは設定を変えておくなど、インストーラーの動作を妨げないようにしたい。また、インストール完了後は、ダウンロードしたファイルやインストーラーはソフトを利用していくうえで不要なため、削除してもよい。
(窓の杜編集部/イラスト:石岡 友里)