【第11回】
プロキシーサーバー (proxy server)
(01/06/20)
窓の杜のソフトライブラリに収録されているオンラインソフトを利用するうえで、ぜひとも知っておきたい用語を解説します。解説内容は窓の杜ソフトライブラリを利用できる範囲とします。
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外部からの不正なアクセスを防ぐ
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キャッシュ機能ですばやくアクセス |
ユーザーのコンピューターの代わりにインターネット上のコンピューターにアクセスする“代理”サーバーのこと。企業や学校などのネットワークでは、セキュリティを保つためインターネット上のサーバーと直接接続できないようにしてあることが多く、プロキシーサーバーを経由させてインターネット上のサーバーにアクセスするようにしている。プロキシーサーバーを経由するためには、WebブラウザーやFTPソフトなどの設定画面でプロキシーサーバー名を登録する必要がある。
企業や学校などでは、内部ネットワークのコンピューターとインターネット上のコンピューターを、外部からの不正なアクセスを防ぐために直接接続できないようにしてあることが多い。このとき、内部ネットワークとインターネットの間にたち、内部ネットワークのコンピューターの代わりにインターネットのコンピューターにアクセスするサーバーをプロキシーサーバーと呼ぶ。
プロキシーサーバーを経由してインターネット上のコンピューターにアクセスする場合は、使用するソフトの設定画面でプロキシーサーバー名を登録しておく必要がある。たとえば、Webサーバーにアクセスしたい場合は、Webブラウザーの設定画面でプロキシーサーバー名を登録すればよい。経由するプロキシーサーバーの名称や細かな登録方法は、企業や学校などのネットワークによって異なるため、ネットワーク管理者に確認しよう。
Webサイトにアクセスするためのプロキシーサーバーには、ユーザーがプロキシー経由でアクセスしたデータを一時的に保存する“キャッシュ機能”を備えたものが多い。別のユーザーが同じWebサーバーにアクセスしようとした場合、実際にはWebサーバーにアクセスせずプロキシーサーバー内にたまっているデータをユーザーに送るため、ユーザーがすばやくデータを受け取れるほか、インターネットの混雑を緩和する効果もある。
(窓の杜編集部/イラスト:石岡 友里)