【第20回】
エージェント (agent)
(01/08/22)
窓の杜のソフトライブラリに収録されているオンラインソフトを利用するうえで、ぜひとも知っておきたい用語を解説します。解説内容は窓の杜ソフトライブラリを利用できる範囲とします。
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楽しく便利な“代理人” |
ユーザーの要求を、ユーザーに代わって行ってくれるソフト。ユーザーが知りたい情報を検索して集めたり、ユーザーがほしい情報を表示してくれたりする。エージェントは、ユーザーが積極的に操作して利用するのではなく、起動して設定しておけば、とくに操作しなくてもユーザーの要求にこたえてくれる。パソコンに常駐させて利用するのが基本で、あらかじめ項目を設定しておけば、あとは全自動で動作する。
エージェントには、インターネットを駆け回って情報を集めるものもあれば、自分がいま使っているローカルマシンの中だけで動くものもある。また、起動しているのが見た目にわかるものだけでなく、ユーザーには見えにくいがタスクトレイに常駐して静かに動作しているエージェントもある。
見た目にわかりやすいエージェントの代表が、キャラクターがデスクトップに表示されるマスコット型。メールの受信通知やニュース記事の表示、またスケジュールを知らせてくれる秘書のようなエージェントもある。キャラクターがテキストを音声で読み上げてくれるエージェントもあり、実用性はもちろん、無味乾燥なデスクトップをにぎやかにしてくれるだろう。
コンピューターウイルス対策ソフトのリアルタイム検索機能は、つねに起動していてユーザーに代わってコンピューターウイルスを見つけてくれるため、陰で動いているエージェントといえる。パソコン起動中の空き時間を使って、医療開発に役立つボランティア的エージェントも登場している。
(窓の杜編集部/イラスト:石岡 友里)