【第6回】
体験版 (trial version)
(01/05/16)
窓の杜のソフトライブラリに収録されているオンラインソフトを利用するうえで、ぜひとも知っておきたい用語を解説します。解説内容は窓の杜ソフトライブラリを利用できる範囲とします。
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パッケージソフトには、体験版を 用意しているものもある |
パソコンショップで販売されているパッケージソフトなど有償のソフトを購入する前に、機能を体験したり動作確認をする目的で無償配布されているソフト。試用版やデモ版ともいい、反対語は製品版。体験版は使用できる機能や期間が限定されており、製品版を購入した場合に再度インストールを必要とする点が、登録キーを入力するだけで製品版として使えるシェアウェアと異なる。
体験版の入手方法は、作者ホームページからのダウンロードや他の製品版ソフトの付録、パソコン雑誌の付録などさまざま。ユーザーは製品版ソフトの機能や操作性を体験したり、自分のパソコンで動作するかを試したうえで製品版を購入できる。また、ゲームソフトの体験版は種類が豊富で、ダウンロードするファイルのサイズが比較的大きいが、最新のアイデアや3Dグラフィック技術をいち早く味わうことが可能だ。
そのほか、シェアウェアや製品版のリリース前に一定期間配布されるベータ版があるが、これも体験版の一種といえる。ユーザーに新しくリリースするソフトの動作確認をしてもらうことを目的に配布されているため、配布先を限定する代わりに機能制限をかけていない場合が多い。
窓の杜では、体験版やベータ版をフリーソフトの一部として扱い、記事で紹介する際には“体験版フリーソフト”や“ベータ版フリーソフト”と表記している。体験版を使って気に入ったら、ぜひ製品版の購入を検討しよう。
(窓の杜編集部/イラスト:石岡 友里)