【第5回】
シェアウェア (shareware)
(01/05/09)
窓の杜のソフトライブラリに収録されているオンラインソフトを利用するうえで、ぜひとも知っておきたい用語を解説します。解説内容は窓の杜ソフトライブラリを利用できる範囲とします。
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ソフト作者に感謝をこめて |
継続して使用するためには作者に登録料として送金する必要があるソフト。オンラインソフトはパッケージで売られているソフトと異なり、買う前に試すことができるソフトがほとんどだ。“試食”が可能なソフトといえるだろう。インストールして一定期間無料で全機能を試すことができるソフトや、送金前は一部の機能だけに限定されているソフトなどがある。
登録送金すると、作者から登録キーと呼ばれる文字列や、制限を解除するためのファイルがメールで送付され、これを入力することで制限が解除されて継続して使うことができるようになる。登録送金の方法は、送金代行サービスを利用するものや、作者の銀行口座に直接振り込むものなど、ソフトや作者によってさまざまなため、送金前に作者のホームページやソフトに添付されている説明書をよく読もう。なかには送金を義務づけておらず、試用制限もないが、ソフト制作資金などのカンパを求めている“カンパウェア”と呼ばれるものもある。
シェアウェアを窓の杜からダウンロードしても、ユーザーは窓の杜や作者から金品を請求されるということはなく、あくまでもユーザーの意志で送金するかどうか決めるしくみになっている。また、試しに使ってみたソフトが気に入らない場合は、単にパソコンからアンインストールすればよく、窓の杜やソフト作者にソフトそのものを返品する必要はない。
期間限定のシェアウェアの場合は、試用期間が過ぎると起動しなくなったり、一部の機能しか使えなくなるものもある。また、試用期間を過ぎてから再度インストールしても、パソコン内に記録が残っていて使えないソフトもある。試してみて気に入った場合は、早めに登録送金するようにしよう。
(窓の杜編集部/イラスト:石岡 友里)