【第8回】
バージョンアップ (updating)
(01/05/30)
窓の杜のソフトライブラリに収録されているオンラインソフトを利用するうえで、ぜひとも知っておきたい用語を解説します。解説内容は窓の杜ソフトライブラリを利用できる範囲とします。
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いつも最新バージョンを |
ソフト作者がソフトの機能追加や不具合修正のためにソフトを更新すること。窓の杜のソフトライブラリや作者のホームページで公開されているオンラインソフトは、パッケージソフトと比べて頻繁にバージョンアップすることが多い。
バージョンアップには、微細な不具合修正がメインの“マイナーバージョンアップ”と、デザインが大きく変更されたり機能追加される“メジャーバージョンアップ”の2種類がある。通常、マイナーバージョンアップは0.1や0.0.1単位の枝番号で、メジャーバージョンアップはv2.0やv3.0といった区切りの大きい数字で示される。また、メジャーバージョンアップの場合はフリーソフトがシェアウェアに変更されたり、シェアウェアのユーザー登録料金が変更される場合もある。
ソフトがバージョンアップすると、それまで公開されていた古いバージョンが公開されなくなることがほとんどで、ユーザーは新しく公開された最新のバージョンのソフトを使うように推奨される。ただし、最新版が公開されるまでには新機能の調整や不具合修正のテストが目的のβ版が公開されることもあり、一般的にβ版はサポート対象外となっている。
自分の使っているソフトがバージョンアップしたかどうかは、窓の杜のアップデート情報やソフト作者のホームぺージ、またはソフトのサポート用メーリングリストなどで知ることができる。最新版ではそれまであった不具合が解消されていることが多いため、使っているソフトがバージョンアップしたときにはなるべく最新版にアップデートしたほうがよいだろう。
(窓の杜編集部/イラスト:石岡 友里)