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「.NET Framework 4.6.2」が公開。260文字を超えるファイル名を扱えるように

Windows 7/Server 2008 R2以降に対応

「.NET Framework 4.6.2」

 米Microsoft Corporationは2日(現地時間)、アプリケーション実行環境「.NET Framework」の最新版「.NET Framework 4.6.2」の正式版を公開した。Windows 7/Server 2008 R2以降に対応しており、現在同社のダウンロードセンターから無償でダウンロード可能。

 「.NET Framework 4.6.2」は「.NET Framework 4」以降に対するインプレース更新。基本クラスライブラリ(BCL)では260文字(MAXPATH)を超える長さのファイル名を扱えるようになったほか、デジタル署名や暗号化関連で多くの機能追加・改良が施された。また、共通言語ランタイム(CLR)では“NullReferenceException”が改善され、より詳細な情報が得られるようになった。この恩恵は「Visual Studio」の将来のリリースで受けられるだろう。

 そのほかにも、“Windows Presentation Foundation(WPF)”ではソフトキーボードへの対応改善、“Per-Monitor DPI”(解像度の異なるマルチモニター環境下で各モニターの設定に応じたスケーリングを行う機能)のサポートが行われた。また、ASP.NETでは“DataAnnotation”を利用したローカライズや、非同期処理の改善が施されている。また、アプリケーションを配置・更新する技術“ClickOnce”でTLS 1.1/1.2がサポートされた。

ソフトウェア情報

「Microsoft .NET Framework」
【著作権者】
Microsoft Corporation
【対応OS】
Windows 7/Server 2008 R2/Server 2012/8.1/Server 2012 R2/10
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
4.6.2(16/08/02)