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「Opera」の設定同期サービス“Opera Sync”が攻撃を受け、ユーザー情報を漏洩

この攻撃はすぐにブロックされたが、念のためパスワードがリセットされる

同社の公式ブログ“Opera Security”

 ノルウェーのOpera Software ASAは26日(現地時間)、公式ブログ“Opera Security”で、“Opera Sync”のシステムが攻撃を受けたことを明らかにした。この攻撃はすぐにブロックされたが、“Opera Sync”のパスワードやログイン名といったユーザー情報が漏えいしたという。

 “Opera Sync”は、Webブラウザー「Opera」のブックマークや開いているタブといった設定データを、他の端末の「Opera」と同期する機能。保存したWebサイトのパスワードを同期することもできる。

 同社によると、“Opera Sync”の同期データは暗号化されているため、簡単に内容を読み取られてしまう心配はない。しかし、同社は念のための措置として、すべての“Opera Sync”アカウントのパスワードをリセットしているという。また、“Opera Sync”でWebサイトのパスワードを同期している場合は、それもリセットすることを推奨している。

 なお、「Opera」には7月の時点でアクティブユーザーが350万人いるが、“Opera Sync”を利用しているユーザーは17万人で、0.5%に満たないとのこと。