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Google、日中韓対応の明朝体フォント「Noto Serif CJK」を無償公開

43,027文字をコード化。7つのウェイトと65,535のグリフが利用可能

「Noto Serif CJK」

 米Google Inc.は3日(現地時間)、日中韓対応(CJK)のオープンソースフォント「Noto Serif CJK」を発表した。現在、同社のWebサイトなどから無償でダウンロード可能。ライセンスは“SIL Open Font License 1.1”で、フォント単体での販売は禁止されているが、アプリへの組み込みや改変は可能だ。

 「Noto Serif CJK」は、Adobe社などと共同で開発されたセリフ書体。2014年にリリースされた「Noto Sans CJK」フォントの仲間で、同フォントがセリフなしのゴシック体であるのに対し、新しいフォントはフォーマルな場面でも使いやすい明朝体となっている。

「Noto Serif CJK」(左側)と「Noto Sans CJK」(右側)

 本フォントでは43,027文字がコード化されており、65,535のグリフが含まれている。ウェイトは“ExtraLight”から“Black”までの7つが利用可能。日本語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語によってグリフが微妙に異なる書体も異体字により解決しているほか、縦書きレイアウトにも対応している。

ソフトウェア情報

「Noto Serif CJK」
【著作権者】
Google Inc.
【対応OS】
(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.000(17/04/03)