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Twitter、“スレッド”機能を導入へ ~複数ツイートをつなげて投稿できるように

関連のあるツイートをリプライでつなげてまとめるユーザー由来の工夫を公式にサポート

公式ブログにおけるアナウンス

 米Twitter Inc.は12日(日本時間)、複数のツイートをつなげて投稿する“スレッド”機能を“Twitter”へ導入する計画を明らかにした。数週間のうちにiOS、Androidおよび“twitter.com”へ提供されるという。

 投稿したいテキストが1つのツイートには収まらず、複数のツイートに分けなければならなくなった場合によく用いられるのが、リプライの仕組みを活用してツイートに関連性を持たせておく手法だ。こうしておけば、どのツイートを開いても前後のツイートが併せて表示されるため、文脈が把握しやすくなる。以前に投稿したツイートに補足を加えたり、加筆・修正を加えたい場合に用いる人も少なくない。

 このユーザーによる工夫を公式にサポートしたのが“スレッド”機能だ。ツイートの作成画面に新設される[+]ボタンを押すと、追加のツイートを連続で作成し、ツイートの連鎖“スレッド”を作成できるようになる。

 “スレッド”が公式にサポートされるメリットはいくつかあるが、投稿者にとっては“スレッド”の作成が容易になることがもっとも魅力的だろう。これまではツイートを一度公開し、そのツイートへ再度アクセスしてリプライをつけるといった作業を何度も行う必要があったが、それが[+]ボタンだけで行えるようになる。一連のツイートが完成してから一度に投稿できるのも、全体の見直しや確認が行えて便利だ。すでに公開されている“スレッド”へ新しいツイートを関連付ける[ツイートを追加]コマンドも用意されるので、従来の手法と同じ感覚でツイートをつなげていくこともできる。

 投稿された“スレッド”はリプライのときと同様、関連付けられたツイートが線で連結された状態でタイムラインに表示される。“スレッド”が4個以上のツイートで構成される場合は省略表示されるが、“このスレッドを表示”ラベルをタップすれば“スレッド”全体を展開することが可能。ダイレクトメッセージや通知、リツイート、引用ツイートが“スレッド”単位で行われるようになるのは、閲覧者にとっても便利かもしれない。