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Microsoft、安全・快適な“S Mode”を「Windows 10」のすべてのエディションへ導入

動作アプリを“ストア”からのみに限定してセキュリティを高めたロックダウンモード

「Windows 10 Insider Preview」における“S Mode”

 米Microsoftは7日(現地時間)、“S Mode”を「Windows 10」のすべてのエディションへ導入する計画を明らかにした。“S Mode”は、動作するアプリを“ストア”から入手したもののみに限定してセキュリティを高めたロックダウンモデル「Windows 10 S」と同じの動作モード。システムに過大な負荷や悪影響を及ぼすアプリケーションが入り込みにくいため、起動時間の短縮やバッテリ寿命の向上、継続的なパフォーマンス維持の面でも効果がある。

 「Windows 10 S」は基本的にプリインストールでのみ提供されており、現在のところ“Surface Laptop”をはじめ20種以上のデバイスで導入されているが、他の「Windows 10」との違いがまだ十分に認知されておらず、混乱があったようだ。そこで、ロックダウンの仕組みを“S Mode”としてすべての「Windows 10」モデルに提供することにしたという。

 “S Mode”が有効された「Windows 10 Home」「Windows 10 Pro」デバイスを購入した後に“S Mode”を解除するのは無料。また、“S Mode”を有効化して「Windows 10 Enterprise」を展開することもできるという。