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「macOS Mojave 10.14.1」が公開 ~32人まで参加できるFaceTimeと新しい絵文字を追加

多数の脆弱性を修正。「High Sierra」「Sierra」「Safari」にもセキュリティ更新

Apple、「macOS Mojave 10.14.1」をリリース

 米Appleは10月31日(現地時間)、「macOS Mojave 10.14.1」をリリースした。「macOS Mojave」のユーザーは、無償でアップデート可能。「iOS 12.1」で導入されたグループ“FaceTime”や新しい絵文字が、「macOS Mojave」でも利用できるようになる。

 なお、「macOS Mojave 10.14.1」では脆弱性の修正も行われているので注意。旧バージョンの「macOS High Sierra 10.13.6」「macOS Sierra 10.12.6」に対しても、セキュリティ更新プログラム「Security Update 2018-002」「Security Update 2018-005」がそれぞれ提供されている。

 同社が公表したセキュリティ情報によると、これらのOSで修正された脆弱性はCVE番号ベースで71件。任意のコード実行、特権昇格、メッセージコンテンツの書き換え、ユーザー情報の漏洩、サービス拒否、サンドボックスのバイパスなどにつながる恐れがあり、早急なアップデートが必要だ。“Spectre V4”“Foreshadow”といった、CPUの投機的実行機能を標的とするサイドチャネル攻撃への緩和策も盛り込まれている。

 また、OS標準のWebブラウザー「Safari」にもセキュリティアップデートが提供されている。最新版の「Safari 12.0.1」では、CVE番号ベースで12件の脆弱性が修正されている。