ニュース
3件の脆弱性を修正した「GeForce Experience」v3.16が公開 ~“Ansel RTX”が利用可能
日本語版は未公開。リリースされたら早めのアップデートを
2018年11月20日 12:45
米NVIDIAは11月19日(現地時間、以下同)、同社製GPU“GeForce”のユーザー向けに無償提供しているユーティリティアプリ「GeForce Experience」に複数の脆弱性があることを明らかにした。今回明らかにされた脆弱性は、全部で3件。
1件目の“CVE-2018-6263”は、ローカルユーザーアカウントにアクセス可能な攻撃者によってアプリのインストール中に悪意あるDLLを植え付けることができるという欠陥で、権限昇格につながる恐れがある。共通脆弱性評価システム“CVSS v3”の基本値は“8.8”。
2件目の“CVE-2018-6265”もインストーラーに起因し、Windows 7環境でローカルユーザーの権限昇格が可能となる。“CVSS v3”の基本値は“8.2”。
最後の“CVE-2018-6266”は、サードパーティーの統合パラメーターをローカルユーザーが取得できるという情報漏洩につながる欠陥。深刻度は比較的低く、“CVSS v3”の基本値で“5.5”の評価となっている。
これらの脆弱性は、「GeForce Experience」v3.16で修正されているとのこと。英語版は11月19日付けでリリース済み。v3.16ではゲーム内で自由にアングルを設定しながらキャプチャーできる“Ansel”技術をリアルタイムレイトレーシングに対応させた“Ansel RTX”がベータ版として搭載されている。日本語版はまだリリースされていないが、間もなく公開されると思われる。
ソフトウェア情報
- 「GeForce Experience」
- 【著作権者】
- NVIDIA Corporation
- 【対応OS】
- Windows 7/8/8.1/10
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 3.16.0.122(18/11/19)