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「WZ EDITOR 10」のダウンロード販売が開始 ~より美しく、スマートに

HTMLワードプロセッサー機能を搭載、MarkdownのWYSIWYG編集やEPUB出力にも対応

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 (株)WZ ソフトウェアは12月5日、テキストエディター「WZ EDITOR」の最新版「WZ EDITOR 10」のダウンロード販売を開始した。約3年半ぶりのメジャーアップデートとなる本バージョンでは、DirectDrawを用いた高精細な縦書き表示をサポート。編集画面だけでなく、アウトラインや検索ダイアログの文字も美しく、より読みやすくなった。ファイルタイプにより従来のGDIレンダリングと切り替えることも可能だ。そのほかにも、“J テキスト”やプレーンモード、スマート入力といった魅力的な機能が投入されている。

DirectDrawを用いた高精細な縦書き表示をサポート。他の部分も美しく

“J テキスト”(和文テキスト)形式

 “J テキスト”形式は、「WZ EDITOR 10」で扱えるスタイル付きのテキストフォーマット。“.text”の拡張子を持つプレーンテキストを扱う際、行頭のピリオドを見出しへ、中黒付きのリストを箇条書きへ、“【】”で囲まれた部分は太字へ……といったように書式付きテキストとして解釈し、レンダリングしてくれる。「WZ EDITOR 9」の見出しスタイル・段落スタイル。文字装飾を強化して扱いやすくしたもので、プレーンテキストの気軽さとワードプロセッサーを融合させたような感覚が得られる。

HTMLワードプロセッサーとして利用できる“J テキスト”形式ドキュメントの編集機能

 “J テキスト”ドキュメントはHTML形式で出力できるので、Webブラウザーさえあれば、「WZ EDITOR 10」がなくても閲覧可能。本ソフトのドキュメントやマニュアルも“J テキスト”で制作されているという。

 また、広く使われているMarkdown形式のドキュメントをWYSIWYG編集することも可能。見出しや段落、文字スタイル関連の機能も強化された。出力機能も拡充されており、HTMLのほかにも、EPUB形式での出力が可能。たとえば、青空文庫テキスト形式のドキュメントをEPUBフォーマットで出力し、電子書籍リーダーで閲覧するといった用途にも利用できるようになった。

プレーンモード

プレーンモード

 一方、プレーンモードはタイトルやメニューバー、タブバー、ステータスバーといったUI部品を取り払い、テキストだけを表示するモードだ。編集画面を最大限に広くとれるほか、執筆に集中できるといったメリットが得られる。

 プレーンモードのON/OFFは、右クリックメニューから簡単に行うことが可能。設定ダイアログから常時ONにすることもできる。

スマート入力モード

 「WZ EDITOR」にはスマート入力モードと呼ばれる機能が備わっており、ONにしておくプログラミングの関数・変数などの入力補完が行える。

 「WZ EDITOR 10」では日本語のスマート入力がサポートされ、数文字入力するだけで次に入力する単語や熟語、英単語を補完できるようになった。このスマート入力はIMEがONでも利用可能で、IMEの推測変換との併用にも対応する。

 そのほかにも、検索ダイアログで条件を入力するだけで検索結果を一覧表示する“即時スマート検索”、設定項目をキーワードで絞り込む“スマート設定”、目的のコマンドに素早くアクセスできる“スマートコマンド”が新たにサポートされた。

日本語のスマート入力がサポート

 「WZ EDITOR 10」はWindows 7/8/8.1/10に対応しており、ダウンロード版の新規購入価格は7,800円、「WZ EDITOR 9」からのバージョンアップ価格は3,400円、「WZ EDITOR 8」ユーザー向けの優待価格は6,800円(いずれも税抜き)。全機能を30日間試用できる体験版も用意されており、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。

 なお、CD-ROM版は12月20日に発売されるとのこと。価格は新規購入版で本体9,800円(ほかに送料、消費税がかかるので注意)。

ソフトウェア情報

「WZ EDITOR」
【著作権者】
Toshiro Yamaguchi 氏
【対応OS】
64bit版を含むWindows 7/8/8.1/10
【ソフト種別】
体験版(30日間試用可能)
【バージョン】
10.0.0tr(18/12/05)