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「Firefox 66」の拡張機能は“IndexedDB”の採用でパフォーマンスアップ
「Adblock Plus」などの広告ブロッカーで効果大
2019年2月19日 06:30
Mozillaは2月15日(米国時間)、「Firefox 66」で導入される拡張機能の改善を明らかにした。30件の問題が解決され、パフォーマンスと安定性、開発体験が向上しているという。
なかでも注目したいのが、ローカルストレージに関する変更だ。拡張機能がデータを永続的に保存する際、「Firefox 65」までははJSONファイルが利用されていた。「Firefox 66」以降ではこれに代わり“IndexedDB”が用いられるため、メモリの使用量が削減されるほか、多くの拡張機能でパフォーマンスの向上が期待できるという。
この変更は“透過的”に、つまりユーザーや拡張機能の開発者が意識しなくても効果を発揮する。ローカルストレージのJSONファイルは自動的に“IndexedDB”へと移行され、特別な対応を行わなくても“storage.local()”APIを利用する拡張機能は勝手に“IndexedDB”を利用するようになる。Mozillaによると、「Adblock Plus」などの広告ブロッカーではとくにメリットが大きいという。
「Firefox 66」は現在、ベータテスト中で、プレリリース版のダウンロードページから無償で入手可能。正式リリースは3月19日が予定されている。