クレカ情報流出で停止中のデジタルコンテンツ販売サイト“DLmarket”、再開を断念

ダウンロード販売専門のマーケットプレイス“DLmarket”

　ディー・エル・マーケット（株）は3月25日、ダウンロード販売専門のマーケットプレイス“DLmarket”を6月28日で正式に終了することを発表した。

　同サービスは外部からの不正アクセスによりクレジットカード情報の一部が流出した可能性があるとして、昨年11月12日より提供を一時停止していた。その後、再発防止策を講じるため外部の専門機関2社によるフォレンジック調査を実施するとともに、サービスの再開に向けた調査とセキュリティ強化策の検討を行ってきた。

　しかし、十分な水準のサービスを提供するにはシステムの抜本的な作り直しが必要であることが判明した。再開に相当の期間を要する上、市場環境などさまざまな要素を総合的に検討した結果、サービスの再開を断念することにしたという。

　過去に購入したコンテンツの再ダウンロードを希望する場合は、問い合わせを行えば、商品データの準備が整い次第、順次メールにて個別に案内が送られるとのこと。コンテンツの再ダウンロード依頼は、6月28日12時まで受け付ける。

　また、“DLコイン”を保有しているユーザーに対しては、返却の方法と時期を3月末を目途にメールで個別に案内するという。