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「OneDrive」がすべてのファイルタイプで差分同期をサポートへ
ファイル転送にかかる時間の短縮とネットワーク帯域への負荷削減が期待できる
2019年6月4日 06:45
クラウドストレージサービス「OneDrive」は現在、「Office 2016」ファイルの差分同期(Differential Sync)をサポートしているが、これがすべてのファイルタイプへ拡張される。米Microsoftは5月21日(現地時間)、公式ブログ“Microsoft OneDrive Blog”で明らかにした。
「OneDrive」は、複数の端末でファイルを同期できるクラウドサービス。Windows版は「エクスプローラー」に統合されており、“OneDrive”フォルダーのファイルを操作(作成・編集・削除)するだけで、自動でそれらがクラウドストレージに反映され、他の端末のファイルもアップデートされる。個人で複数のPCやスマートフォン、タブレットを所持している場合はもちろん、他のユーザーと共同作業する場合にも便利だ。
同社によると、「OneDrive」と「SharePoint」に保存されているすべての種類のファイルで、今年後半にも差分同期が利用できるようになるとのこと。
同期ファイルの一部が編集されると、従来の「OneDrive」はファイル全体をクラウドストレージへアップロードしなおしていた。しかし、差分同期が利用可能になれば、編集された部分だけをアップロード・ダウンロードすれば済むようになる。ファイル転送にかかる時間の短縮とネットワーク帯域への負荷削減が期待できる。