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Microsoft、次期「Microsoft Edge」の新機能“コレクション”をプレビュー公開

閲覧ページをクリップして、保存・比較。「Excel」へエクスポートすることも可能

Microsoft、次期「Microsoft Edge」に搭載される“コレクション(Collection)”をプレビュー公開

 米Microsoftは8月20日(現地時間)、次期「Microsoft Edge」に搭載される“コレクション(Collection)”をプレビュー公開した。この機能は“Build 2019”の基調講演で最初にデモされたもので、サイドパネルに閲覧ページをスクラップして、「Excel」などへエクスポートできる。

 “コレクション”機能は現在、“Canary”チャンネルの「Microsoft Edge」で利用可能。早期プレビューと位置付けられているため初期状態では無効化されており、実験的なフラグ(edge://flags#edge-collections)を有効化して「Microsoft Edge」を再起動すると利用できるようになる。ツールバーの[Collection]ボタンを押し、サイドパネルを開いてみよう。

実験的なフラグを有効化して「Microsoft Edge」を再起動すると利用できるようになる

 “コレクション”は用途や目的に応じて複数作成できる。ショッピングの際に“ほしいものリスト”や“プレゼント候補”を管理したり、旅行やイベントで宿泊先や訪問先を比較・検討したり、Webの資料を整理して授業計画やレポートを作成するのに役立つ。

閲覧ページをクリップして、保存・比較。メモを追加することも可能

 Webページを“コレクション”に追加するには、3つの方法がある。1つ目は[コレクション]パネルにある[+ 現在のページを追加]リンクを利用する方法。2つ目は、閲覧ページでコンテンツを選択して、[コレクション]パネルへドラッグ&ドロップする方法。気になった個所や画像だけクリップしたい場合に利用するとよい。最後は選択コンテンツの右クリックメニューを利用する方法で、これは追加先の“コレクション”を選べるのがメリットだ。

“コレクション”は複数作成可能。3つの方法でコンテンツを追加できる

 “コレクション”にコンテンツが追加されると、「Microsoft Edge」はコンテンツを認識し、ページタイトルやWebサイトのドメイン、代表イメージなどとともに見やすいカード形式で表示する。一部のショッピングページでは、価格などの情報も掲載されるようだ。

 そのほかにも、“コレクション”にはメモを追加したり、追加したカードを削除することが可能。複数のカードを選択して削除したり、クリップボードへコピーしたり、オンライン版の「Word」や「Excel」へエクスポートすることもできる。

“コレクション”を「Excel」へエクスポート

 ただし、「Word」や「Excel」へエクスポートする機能を利用するには「Microsoft Edge」へ“Microsoft アカウント”でログインしておく必要がある。また、現在のところWindows 10でしかサポートされていないので注意。Windows 7/8.xにも間もなく対応するという。