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同期にも対応へ ~コレクション機能が次期「Microsoft Edge」のCanary/Dev版で初期有効化
[すべて開く][Copy All]コマンドの追加など、多数の改善
2019年12月10日 11:00
米Microsoftは12月9日(現地時間)、“コレクション(Collections)”機能を次期「Microsoft Edge」の“Canary”チャンネルと“Dev”チャンネルでデフォルト有効化したと発表した。
“コレクション”機能では、Webサイトやコンテンツをサイドバーにクリップし、「Word」や「Excel」へエクスポートすることが可能。“コレクション”は用途や目的に応じて複数作成できるので、ショッピングの前に“ほしいものリスト”や“プレゼント候補”をまとめたり、旅行やイベントで宿泊先や訪問先を比較・検討したり、Webの資料を整理して授業計画やレポートを作成するのに役立つ。これまではプレビュー版という扱いで、実験的なフラグを有効化しないと利用できなかったが、build 80.0.338.0以降ならば初期状態で利用できる。
現在の“コレクション”機能は、プレビューテスト中に寄せられたフィードバックを元に、さまざまな改善が施されている。たとえば、[…]メニューには[Word に送る][Excel に送る]コマンドに加え、[すべて開く][Copy All]コマンドが追加された。[すべて開く]コマンドは、コレクションに含まれるコンテンツをまとめて別のウィンドウで開くことが可能。[Copy All]コマンドはコレクションに含まれるリンクをすべてタイトルと共にクリップボードへコピーするコマンドで、メールやSNS、他のアプリでコレクションしたリンクリストを活用したい場合に便利だ。
また、コレクションの同期もサポートされる。プレビュー版「Microsoft Edge」に同じ“Microsoft アカウント”でログインすれば、複数のデバイス間でコレクションを共有できる。
そのほかにも、[コレクションを試す]フライアウトや“ダーク テーマ”の調整が行われた。カードのタイトルを編集する機能もわかりやすくなっている。また、複数のタブをコレクションへ簡単に保存したいという要望が寄せられており、できるだけ早い時期に導入するとしている。
次期バージョンの「Microsoft Edge」はWindows/Macに対応しており、現在“Microsoft Edge Insider”から無償で入手可能。来年1月15日の正式リリースを目指し、開発が進められている。