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新しいロゴもお披露目 ~Microsoft、次期「Microsoft Edge」のリリース候補版を公開

Windows/Mac対応、正式リリースは来年1月15日を予定

Microsoft、次期「Microsoft Edge」のリリース候補版を公開

 米Microsoftは11月4日(現地時間)、「Microsoft Edge 79」のベータ版を公開した。来年1月15日の“安定版”リリースを控えた最後のベータ版、つまり次期「Microsoft Edge」のリリース候補(RC)版になるようだ。新しい「Microsoft Edge」ロゴもお披露目されている。

新しい「Microsoft Edge」ロゴもお披露目

 次期「Microsoft Edge」は「Google Chrome」などと共通の「Chromium」(Blink/V8)がベースになっており、主要なモダンブラウザーとの互換性が向上したほか、Macにも対応するクロスプラットフォームブラウザーとなった。

 一方で、独自の機能も充実している。たとえば現在プレビュー版でテスト中の新機能“コレクション”を利用すれば、Webサイトやコンテンツをサイドバーにクリップし、「Word」や「Excel」へエクスポートすることが可能。“コレクション”は用途や目的に応じて複数作成できるので、ショッピングの前に“ほしいものリスト”や“プレゼント候補”をまとめたり、旅行やイベントで宿泊先や訪問先を比較・検討したり、Webの資料を整理して授業計画やレポートを作成するのに役立つ。

現在プレビュー版でテスト中の新機能“コレクション”を利用すれば、Webサイトやコンテンツをサイドバーにクリップし、「Word」や「Excel」へエクスポートすることが可能

 さらに、企業向けには古いWebページを「Internet Explorer」エンジンで開く互換機能“IE モード”や、不審なサイトをサンドボックス環境へ隔離して社内データを攻撃から守る“Windows Defender Application Guard”といった機能が利用可能。社内情報へのアクセスを提供する“Microsoft Search”がアドレスバーの“Bing”検索に統合されるという。

 一方で、閲覧情報の外部利用をユーザーがコントロールする仕組みも提供される。たとえば「Microsoft Edge」はデフォルトで追跡防止機能が有効になっており、その強度を3段階でコントロール可能。デバイスに閲覧行動を残さない“InPrivate”モードも用意されている。

「Microsoft Edge」はデフォルトで追跡防止機能が有効

 また、フィッシング詐欺や悪意のあるソフトウェア、クリプトジャックといった新しいタイプのマルウェアからユーザーを保護する“SmartScreen”機能も搭載。この機能は拡張機能で「Google Chrome」へ追加することもできるが、「Microsoft Edge」ならば初期状態で利用できる。