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Microsoft、次期Edgeの新しいフォームコントロールをお披露目 ~Chromiumにも導入へ
タッチ・ペン操作との親和性やアクセシビリティを重視
2019年10月18日 14:41
米Microsoftは10月15日(現地時間)、公式ブログ“Microsoft Edge Blog”を更新した。プレビュー版「Microsoft Edge」で導入予定の新しいフォームコントロールが紹介されている。これらのコントロールは、「Google Chrome」をはじめとする他の「Chromium」ブラウザーにも導入されるという。
新しいフォームコントロールでは見た目が洗練されただけでなく、タッチ・ペン操作との親和性やアクセシビリティが重視されている。デザインと使い勝手の継続性も考えられているため、従来とあまり変わらないものもあるが、問題とされたコントロールに関しては思い切った改善が加えられているのがわかる。
なかでも重視されているのが、タッチ操作との親和性だ。たとえば、日時を指定するコントロールの場合、現行版は狭いエリアにテキストボックス、クリアボタン、細かい数値調整を行うスピナーが詰め込まれている。対して、次期バージョンのコントロールは大きなポップアップパネル(フライアウト)で日時の指定と確定・クリアの操作が可能となっており、同社の2-in-1デバイス“Surface”でも快適に利用できそうだ。
また、アクセシビリティ関連ではフォーカスが当たっていることの表現や、弱視など視覚障害者向けのハイコントラストテーマへの対応が改善された。各コントロールでキーボードナビゲーションが強化されているのは、健常者にとってもうれしいポイントといえるだろう。たとえば、カラーピッカーでは矢印キーで色の選択できる。スクリーンリーダーをはじめとするアクセシビリティツールとの連携も改善されているという。