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Microsoft、Edge/IE11のFlash削除ロードマップを更新 ~次期EdgeはChromiumと歩を揃えて段階的に廃止
2020年12月での完全削除に変更はなし
2019年9月2日 09:00
「Adobe Flash Player」の更新と提供は、2020年末で打ち切られることがすでに決まっている。これに先立ち、米Microsoftは2017年7月、現行版「Microsoft Edge」と「Internet Explorer」でも段階的にFlashのサポートを廃止していく方針を明らかにしていた。しかし、次期「Microsoft Edge」が「Chromium」ベースになるなど、同社のWebブラウザー戦略は当時と様変わりしている。そこでMicrosoftは8月30日(現地時間)、改めて同社製ブラウザーにおけるFlashの廃止ロードマップを発表した。
現行版「Microsoft Edge」(EdgeHTMLエンジン)と「Internet Explorer 11」
2019年中はFlash関連の機能に変更は加えられず、現状維持となる。デフォルトでFlashを無効化するといったアップデートは行われない。
ただし、2020年12月までにはFlashを完全に削除するという既定の計画に変更はない。ユーザー側で段階的な脱Flash依存を進めておくべきだろう。
次期「Microsoft Edge」(Chromiumベース)
「Chromium」ベースの次期「Microsoft Edge」では、他の「Chromium」ベースブラウザーと軌を一にして、段階的な廃止が行われる。たとえば、最新版「Google Chrome」では、Flashが“ブロック”されるのがすべてのWebサイトで既定の動作となり、Flashを利用するにはWebサイトごとに手動でブロックを解除する必要があるが、これは次期「Microsoft Edge」でも同じだ。
WebサイトでFlashを有効化したい場合は、アドレスバー左端のアイコンをクリックしてセキュリティパネルを開き、[サイトのアクセス許可]をクリックする。
すると、位置情報やカメラ、マイクなど許可・ブロックする画面が開くので、そこで“Adobe Flash”を“ブロック(既定)”から“許可”へと変更する。
この状態で元のページへ戻ると、アクセス許可の変更を反映するためにWebページを再読み込みするよう促すインフォメーションバーが表示されるので、案内に従ってWebページを更新する。
すると、閲覧ページでFlashが利用できるようになる。
なお、次期「Microsoft Edge」でも2020年の終わりにFlashが完全に削除されるのは同じだ。それ以降はFlashコンテンツを「Microsoft Edge」で利用できなくなるので注意したい。