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Apple、「iOS 13」を正式リリース ~ダークモードや“Sign in with Apple”をサポート

“Face ID”によるロック解除やアプリの起動も高速に

Apple、「iOS 13」を正式リリース

 米Appleは9月19日(現地時間)、スマートフォン向けOS「iOS」の最新版「iOS 13」を正式リリースした。iPhone 6s以降に対応しており、現在[設定]アプリの[一般]-[ソフトウェアアップデート]画面から無償でアップデートできる。

 「iOS 13」では、暗い場所での視認性を向上させる“ダーク モード”をサポート。“コントロール センター”から有効化できるほか、日没や指定した日時に合わせて自動でON/OFFすることも可能だ。システム部分への適用はもちろん、すでに多くのアプリがサポートを表明している。

暗い場所での視認性を向上させる“ダーク モード”をサポート

 さらに、“Apple ID”でサインインできる“Sign in with Apple”に対応するなど、プライバシー保護の強化が図られた。また、システム全体が最適化されて処理速度と応答性が向上。“Face ID”によるロック解除が「iOS 12」に比べ最大30%高速化されたほか、アプリのダウンロードサイズが削減され、従来より起動時間が半分に短縮された。

 そのほかにも、拡張現実ライブラリを「ARKit 3」へアップグレード。「写真」や「マップ」、「リマインダー」などのアプリが刷新された。たとえば「写真」アプリの一覧画面は単に写真を一覧するだけでなく、機械学習によりキュレーションされた美しい写真、大事なイベントの写真がリストアップされるようになる。編集やフィルタリングツールも強化され、機能の大半はビデオ編集でも利用できるようになる。

 なお、「iOS 13」ではセキュリティ関係の修正も行われているが、執筆時現在、詳細は明らかにされていない。