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デラックス版の機能が無償化~日本語プログラム言語環境「なでしこ」Windows版が更新
PDFやバーコード、QRコード関連のコマンドを扱えるように
2019年9月24日 17:25
日本語プログラム言語環境「なでしこ 1」の最新版v1.577が、9月19日に公開された。Windows Vista/7/8/8.1/10に対応しており、現在「なでしこ」の公式サイトからダウンロードできる。
「なでしこ」は、日本語で記述できるプログラム言語。ファイルやテキスト、画像、システム(プロセス・レジストリ)、ネットワークなど多彩なコマンドを組み合わせて業務を自動化(バッチファイルの開発)したり、本格的なGUIアプリを開発できる。「Microsoft Office」「OpenOffice.org」といったオフィスツールを連携させることも可能だ。英語を苦手とするあまり、プログラミングの学習に躓いてしまった人にぜひ挑戦してもらいたい。
「なでしこ」にはWindows環境向けのv1とWebブラウザーで利用できるv3が存在するが、今回リリースされたのはWindows版(v1)のアップデートだ。「なでしこ 1」にはテキストエディター付きの開発環境や豊富なサンプルコード、マニュアルが同梱されているので、初心者でも気軽に挑戦できる。書いたソースコードをその場で実行できる“インタープリター”方式に加え、作成したプログラムを他人に配布する際に便利な実行ファイルへ変換する機能をサポートしているのも特徴といえるだろう。
本バージョンでは有償提供されていた“デラックス版”が廃止され、“フリー版”に統合された。これまで“デラックス版”限定だったPDF関連のコマンドやバーコード関連のコマンドが、無償版でも利用できるようになっている。
そのほかにも、“バーコード画像保存”コマンドでで正しくコード画像が生成されない問題を修正。実行ファイルにファイルを梱包する機能がセキュリティ上の理由で廃止された。
ソフトウェア情報
- 「なでしこ」v1
- 【著作権者】
- クジラ飛行机 氏
- 【対応OS】
- Windows Vista/7/8/8.1/10
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.577(19/09/19)