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日本語プログラミング言語「なでしこ」を盛り上げよう! ~表彰制度の創設が公式YouTubeチャンネルで発表
第1回目の受章者となったのは、「なでしこ」の開発に貢献しているうぇいくさん
2021年5月25日 12:57
日本語プログラミング言語「なでしこ」に貢献する人を表彰する制度「なでしこ支援賞」が5月22日、「YouTube」の「なでしこ公式チャンネル」で発表された。「なでしこ」の普及を支えたり、「なでしこ」を利用して社会に貢献するユーザーのモチベーションアップを図る。
第1回目の受章者となったのは、うぇいくさん。「なでしこ」の開発へ積極的にかかわっている点や、高度な作例やプラグインを公開することで「なでしこ」の普及に大きく貢献したことが評価された。受章者にはAmazonのギフト券が贈呈されるという。
しかし、「なでしこ支援賞」の対象となるのは「なでしこ」の開発に直接関わるプログラマーだけではない。掲示板の質問に対して回答したり、マニュアルにサンプルを投稿したり、「なでしこ」を使って身近な問題を解決したユーザーも対象だ。プログラミングに入門したばかりのユーザーでもチャンスはあるので、ぜひ積極的に貢献してほしい。
「なでしこ」は、日本語で記述できるプログラム言語。ファイルやテキスト、画像、システム(プロセス・レジストリ)、ネットワークなど多彩なコマンドを組み合わせて業務を自動化(バッチファイルの開発)したり、本格的なGUIアプリを開発できる。「Microsoft Office」「OpenOffice.org」といったオフィスツールを連携させることも可能だ。プログラミングに興味はあるが英語が苦手でなかなか踏み出せない人に活用されることが期待されており、最近では中学の教科書にも採用されている。