やじうまの杜

日本語で書けちゃうプログラミング言語「なでしこ」が中学の教科書に採用!

来年度以降の技術・家庭分野の授業で目にするかも?

 “やじうまの杜”では、ニュース・レビューにこだわらない幅広い話題をお伝えします。

「なでしこ」を採用した教育図書(株)の教科書

 日本語で書けちゃうプログラミング言語「なでしこ」が、なんと中学校の教科書に採用されたのだそうです。スゴい!

 「なでしこ」が選ばれたのは、教育図書(株)が来年度発行する技術・家庭分野の教科書。これまで体験入学や授業、コンテストなどに利用されたことはあったものの、教科書に採用されたのは今回が初めてだそうです。

教育現場で活躍する「なでしこ」(文科省のWebサイトより)

 教育向けのプログラミング言語と言えば、ブロックを組み合わせてロジックを記述するタイプがまず思い浮かびます。しかし、ロジックを組むのをマスターし、一般的なプログラミングへステップアップしたくても、英語への苦手意識がそれを邪魔してしまうケースは少なくないのではないかと想像します。

 その点、「なでしこ」であれば日頃使っている日本語でそのままロジックを組めるので、いきなりJavaScript言語やC言語を始めるよりはハードルが低いかもしれません。「なでしこ3」であれば、オンラインの“なでしこ3簡易エディタ”で気軽に挑戦できるのもよいですね(ダウンロード・インストールするタイプの「なでしこ1」は窓の杜ライブラリからも入手可能です!)。

 「なでしこ」は今年で誕生から15周年を迎えましたが、これからも「なでしこ」の発展っぷりに目が離せません。