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Dropbox、共有フォルダーを進化させた“Dropbox Spaces”を発表

新しいデスクトップアプリ、モバイルアプリおよび“dropbox.com”で利用可能

Dropbox、スマートワークスペース“Dropbox Spaces”を発表

 米Dropboxは9月30日(現地時間)、“Dropbox Spaces”を発表した。新しい「Dropbox」デスクトップアプリ、「Dropbox」モバイルアプリおよび“dropbox.com”から利用できる。

 “Dropbox Spaces”は、チームでの共同作業を円滑に進めるために設計されたスマートワークスペース。従来の“Dropbox”はファイルとフォルダーを基準としていたが、新しい“Dropbox Spaces”は単一のウィンドウにドキュメントやツールをまとめたリッチなユーザーインターフェイスを備え、ローカルに同期したファイル以外にも、クラウドコンテンツや「Dropbox Paper」ドキュメント、Webショートカットなど、さまざまなコンテンツが扱える。専用のビューワーアプリがインストールされていなくても“Spaces”上で直接ファイルのプレビューが可能で、たとえば「AutoCAD」ファイルの内容も“Spaces”で確認できる。

共有フォルダーを拡張、チームコラボレーションのために再設計された“Dropbox Spaces”

 また、コラボレーション機能も拡充している。“Spaces”では他のメンバーにもわかりやすいようフォルダーに説明を加えたり、コメントのやり取りを一覧してフィードバックを共有したり、タスクを割り当てて“@メンション”で通知を送ったりといったことがシンプルに行える。ファイルの横にはそれに紐づいたアクティビティが一覧されるので、チームで行っている作業の進捗状況も把握しやすい。さらに、“Google ドキュメント”のクラウドファイルを作成することも可能。“Zoom”のミーティングを作成して参加したり、“Slack”へメッセージを投稿してファイルを共有するといった作業も、すべてこのワークスペースで完結できる。

 “Dropbox Spaces”でアクセスするには、「Dropbox」デスクトップアプリの場合、タスクトレイのアイコンからパネルにアクセスし、画面右上にある[Dropbox フォルダを開く]ボタンをクリックする。従来のように「エクスプローラー」の同期フォルダーを開きたい場合は、[Dropbox の基本設定]ダイアログの[全般]タブにある“フォルダを開く”オプションを「エクスプローラー」に切り替えればよい。

従来通り「エクスプローラー」の同期フォルダーを開くことも可能

 そのほかにも、タスクトレイパネルに[おすすめ]タブが新設され、同期処理のハイライトやスター付きのフォルダーがリストアップされるようになった。また、サイズの大きなファイルを手軽に共有できる「Dropbox Transfer」をはじめとする新機能が今後数カ月以内に導入されるという。

タスクトレイパネルに[おすすめ]タブが新設

ソフトウェア情報

「Dropbox」Windows版
【著作権者】
Dropbox Inc.
【対応OS】
Windows 7/8/8.1/10
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
81.4.195(19/09/30)