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メールやブログの編集にも「Word」のAI校正を ~「Microsoft エディター」拡張機能が公開
Microsoft Edge/Google Chromeで利用可能。「Microsoft 365」購入者には上級機能も
2020年4月1日 09:00
米Microsoftは3月30日(現地時間)、「Microsoft エディター」拡張機能を「Microsoft Edge」および「Google Chrome」向けにロールアウトしたと発表した。それぞれ“Microsoft Edge Addons”“Chrome ウェブストア”から無償でダウンロードできる
「Microsoft エディター」(Microsoft Editor)は、AIを活用した文章作成アシスタントサービス。もともと「Ideas」という名前で「Microsoft Word」に組み込まれていたもので、スペルや文法、句読点の打ち方などをチェックして、よりよい書き方を提案してくれる。「Office 365」から「Microsoft 365」へのリブランドに伴い、“Outlook.com”や“Outlook on the web”にも導入。Webブラウザーの拡張機能としても提供されることになり、Microsoft以外のWebサイトでもアシスタント機能を利用できるようになった。現時点で日本語を含む20カ国語以上に対応している。
「Microsoft エディター」拡張機能を利用するには、“Microsoft アカウント”によるログインが必要。「Microsoft 365」を未購入の場合でも、スペルや文法のチェック、表現・表記上注意すべき点の指摘などが可能だ。Webサイトの入力欄にテキストを入力すると、自動で誤りや直したほうがよいところをマーキングし、マウスのクリックで修正候補をポップアップ表示する仕組みで(ただし、実装が独特な一部のWebサイトでは動作しないようだ)、望みの候補を選択するとテキストがよりよい表現に置き換えられる。不要なサイトではアシスト機能を無効化することも可能。
加えて、「Microsoft 365」の個人・家族版サブスクライバーであれば、無償版では利用できないプレミアム機能にもアクセスできる。「Microsoft 365」は日本時間4月22日から開始される予定なので、実際にどのようなアシスト機能があるのかを試すことはできなかったが、定型的な表現や語彙なども提案してくれるようだ。
ソフトウェア情報
- 「Microsoft エディター」Microsoft Edgeアドオン
- 【著作権者】
- Microsoft Corporation
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows 10で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.81.5(20/03/31)
- 「Microsoft エディター」Google Chrome拡張機能
- 【著作権者】
- Microsoft Corporation
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows 10で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 0.0.2(20/03/23)